●ライティングデザイナーの仕事って?
インテリアデザイナーとコラボして、
ひとつの空間を作り上げていく仕事ですね。
普段は、インテリアデザイナーさんと仕事をしています。いくつかのデザイン事務所を担当していて、そこに入った案件の照明デザインをしています。
はじめにインテリアデザイナーがラフ図を起こし、それに照明デザインをつけます。打ち合わせでは、相手のイメージを具体的に聞くことが重要。やわらかい光はどのくらいやわらかいのか、光の色は何色なのか、サンプルを見せながらイメージを固めていきます。また、発注元のオーナーのブランドイメージもこのときに聞きます。壁の色、素材によっても使う照明は変わってきますので、雰囲気や内装すべてのイメージをインテリアデザイナーと共有します。そして持ち帰って、仕上がり空間をイメージしながら、照明デザインをし配灯図を起こします。続いてプレゼン。オーナーさんとインテリアデザイナーを相手に、わたしのデザインした照明計画を話しながら光の重要性を理解していただきます。
●ライティングデザイナーに求められることとは?
建築物をどう美しく見せるかが、
ライティングデザイナーの腕の見せ所。
今では、インテリアデザイナーでも照明の知識を持った人が増えてきています。簡単な照明計画はできますが、私たち照明デザイナーは照明の専門家。いま流行りの間接照明ひとつとっても、ダウンライトの種類は何十種類!ショールームでなんどもシミュレーションし、その空間を一番美しく見せる方法を見つけます。
●ライティングデザインとの出会い
インテリアの専門家が言った
「空間デザインを左右するのは、ライティング」
という言葉がきっかけで、照明に興味をもった。
わたしは、大学で空間デザインを勉強していました。授業を受けているうちに「空間デザインを左右するのは、最後はライティングなんだ」と感じ、照明への興味が膨らみました。たまたま友人の紹介でライティングデザイナーのトークショーに参加、そこで知った今の会社へ入社を決めました。入社当初は、事務所と住宅の照明設定の違いやショールームでのシミュレーションを通して照明の基礎を勉強しました。だんだん先輩と一緒に商業施設やカジュアルウエアショップの仕事をするようになり、今では一人で照明デザインを担当しています。
●ライティングデザイナーならではのエピソード
「このお店は照明にこだわっているんです」
店員さんがもらした言葉がたまらなく嬉しかった。
個室のプライベート空間演出が人気のダイニングバーで、ライティングを担当したときのこと。オープン後、友だちと食事に行ったとき、「実は、このお店は照明にこだわっているんです」と店員さんがさりげなく説明してきたのです。自分の仕事が誇らしく思えた瞬間でした。このダイニングバーは他店舗展開中で、すべてのお店の照明デザインを私が担当しています。「雰囲気はいいけど、メニューが見にくい」など現場のオーダーを一つ一つクリアし、作るごとにいいお店になっていくのをオーナーさんとインテリアデザイナーと一緒に楽しんでいます。お店がどう仕上がるのか、居心地がいいか、お料理がおいしく見えるか、すべては照明が鍵を握っているので責任のある仕事です。 |